働く女性を幸せにするメールマガジン
働く女性を幸せにするメルマガ『bizMag』(vol.6)
2006/10/09
読者の皆様お待たせいたしました。 bizwomanメルマガ第6号です。 まずは、読者の皆様、このメルマガをお受け取りになり、そして読んでくださり、ありがとうございます。
bizMagでは、女性起業家など、働く素敵な女性のインタビューや、働く女性を幸せにするための情報を皆様にお届けします。発行は月1-2回を予定しています。

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2006年10月9日 bizwoman編集責任者:畑瀬千景
発行者からのメッセージ
お待たせしました! bizMag第6号のインタビュイーは、引き続き、アメリカの大学院で女性学を専門に研究されている、新居道子さんです。
今回は、アメリカ女性のキャリアや結婚観に関するお話を伺いたいと思います。
Today's bizwoman
『働く女性も、働かない女性も幸せになれる社会へ』
THE UNIVERSITY OF TEXAS AT AUSTIN
大学院在学中
新居道子 さん
神奈川県出身。早稲田大学法学部卒業後、教育系出版社、外資系メーカーを経て現在は、THE UNIVERSITY OF TEXAS ATAUSTIN(テキサス大学オースティン校)大学院でWomen's and Gender Studies(女性学)を学ぶ。
http://www.utexas.edu/
インタビュー
畑瀬:前回は、セクハラやDVなど、女性がしばしば直面する問題について、アメリカの視点からお話を伺いました。
続いて、アメリカでのキャリア、結婚に関する考え方について伺いたいと思います。
アメリカでは、『女性が働くこと』に対して逆流現象とも言える流れが起こっているそうですね。

そうですね。
今のアメリカの現状からすると、『専業主婦でいられること=特権階級』と言えます。
逆に、それ以外の女性達は2つの仕事で生活費を稼いでいたり、子供がいても働かざるを得ない状況にいたりする、という現状があります。
畑瀬:社会の中でのキャリアは女性の生きがいとしてはあまり重視されていないということでしょうか。
「キャリア=生きがい」という女性はもちろんいると思います。ただ、アメリカでは、専業主婦でいられるということは、お金に余裕があって、旦那さんの給料だけで裕福に暮らせるっていうことにもなりますね。
なので、最近は有名大学卒でも就職せずにすぐに奥さんになりたいという人が増えているという現象がある様です。

畑瀬:そうなのですか。道子さんはどう思いますか?
私は、両立できたら一番いいと思いますよ。私個人的には、やっぱり主婦業だけというのは、社会からあまりにも隔離されている気持ちがするし、何より自分の能力を社会で活かせないですよね。
畑瀬:ごもっともです。そもそも「女性でも働きたい!」という意見が出たのはそういうところが発端だったはずですよね。
ですが、日本にしてもアメリカにしても、今の社会において、仕事で一流を目指したら、家庭内での役割をこなすことが果たしてできるのか?というのは不安ではあります。
先輩女性方のお陰で、キャリアウーマンへの道がある程度開かれましたよね。一方で専業主婦になるという選択もまだある。
しかしその2つの選択肢の狭間で、多くの女性が願っているであろう『両立』というのは、殆どの女性にとっていまだ選択肢になりにくいというのが現状なのではないでしょうか。
畑瀬:まだまだ、そういう例が身近に少ないですからね。
実際、これはアメリカのメディアからの情報であって私自身が主婦願望の女性達と会ったわけではないので確かなことは言えないですが、こういう女性が増えている現状には『楽な方がいい』ということに尽きるのではないでしょうか。毎日夜遅くまで働くよりは、主婦でいた方がいい、ということですかね。
とはいっても、私の周りの多くのアメリカ人に意見を聞いてみると、そういう女性達に対して、『理解できない』という人達が多いです。
ただ、私はこの主婦願望を「理解不能」と一蹴することはできなくて、『分からないこともない』と思うのです。
畑瀬:そうですね。一つの流れとしてはあり得ると私も思います。
この様な、キャリア志向から家庭志向へ変わってきている状況は『バックラッシュ』とも言われ、危機感を感じている人も多い様です。私は、主婦業に専念する女性とキャリア志向の女性と、二通りいてもいいとは思います。
ただ、それぞれの特性を生かした生き方ができればもっといいと思います。なので、むしろこの二つの選択肢から選ぶのではなく、もっとグラデーションがあってもいいのかもしれません。
畑瀬:グラデーションですか!面白いです。
二項対立というイメージではなくて、もっと色々な選択肢があるというイメージです。二つに一つ、という考え方が主婦志向の女性を増やしている理由かもしれませんね。
畑瀬:確かに、そうですね。女性それぞれの環境に合わせてもっといろんな働き方ができる様になるはず、と『女の転職@type』の清水さんも仰っていましたね。
そこは働く側としても選択肢を狭めず柔軟に対応していければいいと思います。
そうですね、それに加えて、もっと社会としても、「色んな働き方ができますよ!」ということをアピールするために、色々なライフスタイルの女性にスポットを当てていくべきなのではというのが私の意見です。
しかし、最近の女性誌では「主婦でもフラワーアレンジメントの講師をしています」といういかにも夢の様なステキな女性達をピックアップしていることが多いです。確かに記事としては「夢の様な女性達」をピックアップしているわけですから、興味が引かれるのですが、そういう選択肢は限られた人たちだけのものだと思うのです。
畑瀬:確かに、夫の給料だとか、自分以外の外的な条件が必要な働き方ですよね。
そうです。そういう女性にスポットを当てることで、逆に働くことが遠いものになってしまうという可能性があると思うのです。
その結果、結局『私も彼女達みたいに有閑マダムを目指そう!』という夢を煽ってしまうのではないでしょうか。
畑瀬:ごく普通に自然に働いて充実し満足した生活をしている女性を取り上げるべきなのかもしれませんね。
実は先日、まさにその様な働き方をしているステキな二人の米国人の女性弁護士にお会いする機会があったのです。彼女達は、それぞれ50代前半と30代前半の女性なのですが、お二人ともキャリアでも弁護士事務所でパートナーという超一流の地位を獲得していて、家庭内でも旦那さんとお子さんたちと非常にうまくいっている様子がありありと見えて、「こんな人がいるのだ!」と驚かされました。またキャリアと家庭というバランスだけではなく、社会活動も積極的にしていて、趣味も多彩、まさにスーパーウーマン。こういう女性を間近に見ると、やっぱり勇気付けられますよね。可能性が広がる様な気がします。やはり、実際にこういう偉業を達成している女性ともっと社会で接する機会が増えれば、女性自身の考え方も変わってくるかもしれませんよね。
彼女達の様にみんなが自分の力を活かせているな、楽しいなっていう風に思える毎日を送れればいいですよね。
畑瀬:そうですね。限られた条件の下にいる女性だけでなく、もっとたくさんの女性がそのお二人の様にそれぞれのペースでライフスタイルを創っていけることが理想的ですね。
編集後記
日本よりも先行して女性の社会進出を迎えたアメリカが、今直面している状況というのは、とても興味深いものだと思います。
日本の女性もアメリカの女性も、個性や能力を活かしそれぞれが生き方・働き方をたくさんの選択肢の中から自由に選んで行ければ素敵ですね。
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