bizwoman
働く女性を幸せにするメルマガ『bizMag』(vol.38)
2008/9/6
発行者からのメッセージ
株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役の小室淑恵さんが2008年6月24日に青山学院大学で「自分のステージは自分で創る」というテーマで講演された内容を前半・後半に分けてお届けしています!
bizMag第38号は、小室さんが提唱する「ワーク・ライフバランス」の重要性と、夢をかなえるための小室さんからのアドバイスです!
Today's bizwoman
『「縁(えにし)と言霊(ことだま)」を大切に。』
株式会社ワーク・ライフバランス
代表取締役
小室 淑恵さん
1975年東京生まれ。
資生堂に入社、インターネットを利用した育児休業者の職場復帰支援サービス事業を立ち上げ注目される。

資生堂を退社後、06年7月に株式会社ワーク・ライフバランス(http://www.work-life-b.com/)を設立。
育児休業者、介護休業者、うつ病などによる休業者の職場復帰プログラム「armo(アルモ)」の提供のほか、業務の効率化や働き方の改革・残業削減などワーク・ライフバランスに関する幅広いコンサルティングを多くの企業に提供している。
内閣府「仕事と生活の調和連携推進・評価部会」など数多くの委員も担う。
私生活では03年に結婚し、06年4月に第一子を出産した。

著書に
「新しい人事戦略 ワークライフバランス−考え方と導入法−」(日本能率協会マネジメントセンター)
『キャリアも恋も手に入れる、あなたが輝く働き方』(ダイヤモンド社)
『結果を出して定時に帰る時間術』(成美堂出版)
などがある。
青山学院大学講座「文学部と現代社会」講演内容(後半)

【ワーク・ライフバランスの重要性】

今、行政も企業も非常にワーク・ライフバランスを重要視しています。
それは何故なのでしょうか?

まず、行政のニーズとしては、やはり少子・高齢化があります。
あと30年もすると、日本の人口の3分の1は高齢者になります。
つまり、年金の貰い手ばかりの国になり、年金の財源が枯渇するのです。
年金の枯渇するリミットを少しでも先延ばしするためには、出生率の向上により、将来の年金の払い手を増やすことが必要です。

しかしここには大きな落とし穴があるのです。
出産する年齢の女性たちは現在働いている人のほうが多く、つまり現時点で年金の払い手なのですが、その人たちが出産によって仕事を辞めざるを得ないような日本社会のままで子どもを産めば、出生率が上がると、むしろ年金の払い手は減るということが起きてしまうのです。

ですから、女性が子どもを産んでも働き続けることができる環境整備を同時に力を入れていかなければ、年金問題は解決しないということがわかりました。
だから今、行政は盛んに両立支援制度の整備などワーク・ライフバランスに力を入れているのです。

では、企業のニーズのほうはどうでしょうか?
企業にとって2006年ごろまでは、ワーク・ライフバランスと言えばコストのかかる福利厚生施策であり、そんなものは余裕のある大企業が行えば良いという位置づけでした。
しかし2007年問題をきっかけに大きく変わりました。
団塊の世代が一斉に退職すると企業の人材が不足し、採用費が高騰しました。
優秀な人材を採用し、定着させなければ経営効率の悪い状態に陥ることが分かってきました。

一方で、日本では男女ともに非常に能力が高いにも関わらず、女性の社会での活躍度が他国に比べて極端に低いということが挙げられます。
つまり、女性という潜在労働力がまだまだ沢山眠っている国なのです。
ですから、すでに能力は他国に引けをとらない日本の女性達をうまく採用し、活躍させることができる企業はまだまだ困らない。
そのための戦略がワークライフバランスだということに気づいた企業から、積極的にワークライフバランスに取り組み始めたのです。

さらに、少し前まではワーク・ライフバランスといえば子どもを産む女性だけの問題ととられていましたが、実は、あと15年もすると団塊の世代が一斉に75歳に突入し、現在30代である団塊ジュニア世代が一斉に介護休業に入ることがが見込まれます。
女性に比べて男性は15%も未婚率が高く、一人っ子や親戚づきあいがない人も多いので、15年後の休業者と言えば、育児で休む女性よりも、介護で休む男性のほうが多いかもしれないという試算もできるほどです。
15年後のことを考えると、実は女性以上に男性のほうが「個人的な事情を抱えながら仕事を続けられる環境づくり」が必要になってくるのです。


【夢の実現のために】

ぜひ、みなさんそれぞれの夢を実現させてください。
そのために、「縁(えにし)と言霊(ことだま)」を大事にしてください。
私も夢を実現する過程で何度かピンチが訪れたのですが、それを救ってくれたのはいつも出会った様々な人との縁でした。日々出逢った人との縁を大事にすることが、結果的に自分の人生の土台を強固なものにしてくれます。

そしてやりたいことが見つかったら、まず言葉にだしてみることをお勧めします。
言霊というのは、言葉に出したことは実現するという考え方です。
はじめは恥ずかしいかもしれませんが、夢や人生のテーマを、まずは貴方から発信していきましょう。
そうすることで、協力者や、必要な情報が自然と集まってくるようになりますよ。

編集後記
「ワーク・ライフバランス」という言葉はあちこちで耳にするようになりましたが、それがなぜそんなにも重要とされるのか、様々な角度から教えていただきました。 女性だけでなく、男性にとっても、必要なテーマなのですね。
夢の実現方法については、小室さんご自身の経験をもとに説得力のある内容でした。 「ワーク・ライフバランス」を大切にしながら、夢を実現させていきましょう!
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2008年9月6日 bizwoman編集責任者:畑瀬千景
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