働く女性を幸せにするメルマガ『bizMag』(vol.13)
2007/1/27
発行者からのメッセージ
お待たせしました! bizMag第13号のインタビュイーは、相沢あゆみさんです。株式会社エーツーの代表取締役であり、3人のお子さんの母親でもある相沢あゆみさんに、会社設立そしてご出産の経緯をお伺いしました!
Today's bizwoman
『子ども達の存在が、経営者の私を育ててくれた』
株式会社エーツー代表
日本ファッションスタイリスト協会理事長
相沢 あゆみさん
フリーのヘアメイクを経て1990年に株式会社エーツー設立。現在はスタイリストのマネージメントオフィスの代表取締役を務める。
2006年3月に有限責任中間法人日本ファッションスタイリスト協会設立、代表理事を務める。
3人のお子さんのママでもあり、子育てに奮闘中!


株式会社エーツーホームページ
http://www.a2-inc.com/
相沢 あゆみさんブログ
http://www.blogcaster.jp/ayumi_aizawa/
インタビュー
千景:まず初めに、相沢さんが起業に至るまでの経緯を教えてください。
相沢:最初は起業しようという気はありませんでした。当時、スタイリストの事務所というのは、「マネージャーがいてスタイリストを使う」、というスキームだったのです。私はこれをなんとか、「依頼主はアーティストの方でスタイリストがイニシアチヴをとってマネージャーを雇って動いてもらう」というスキームに変えたいなって思ったんです。言い換えればみんなでマネージャーをシェアするという形ですね。だからそれは別に会社じゃなくても全然よかったんです。
千景:それがどうして会社という形になったのですか?
相沢:私自身、会社経営とかに全く興味はなかったのですが、タイミング的にちょうどその次の年である1991年に、会社法が改正するといって、株式会社を作るのに資本金がそれまでの35万から1000万になるということになったのです。来年だと1000万、今年だと35万だったら「株式会社を作った方がかっこいい?」という程度の感覚でした。
千景:法律改正と会社設立のタイミングがちょうど重なったのですね。
相沢:そうですね。そんな風に始まったので、もちろん契約書とかもありませんでした。ただ7人の発起人を集めて、あとは私の友人にマネージャーを頼んで、私が社長をやって、事務所は私が借りるねっていうことで会社を始めました。
千景:そこに必要なお金はどうしたのですか?
相沢:私が準備しました。私はそれまでフリーのヘアメイクをやっていて、ひと月100万くらい稼いでいたんですよ。口で仕事をとるタイプだったので、ヘアメイクは下手だったのですが(笑)。ロケに行くと、完全に盛り上げ役で、「お前はいるだけでいいんだ!」と言われたりして。
千景:確かにまだ少ししかお話していないですが、お話をしているとすごく楽しいです!
相沢:ありがとうございます。でもさすがに、「相沢がいると楽しいからロケに呼んでいるんだから、なんならヘアメイクやらなくてもいいんだぞ。そんなに真面目に仕事しようとするな!」と言われたときはショックでしたね(笑)。
まあそういう感じで結局1年くらいヘアメイクを続けていたのですが、ある時、自分のメイクがモデルさんの魅力を邪魔しているなって、逆に自分よりヘアメイクは上手い人がいるって気づいたんです。
千景:そこまで軌道に乗っていながら自分の実力を冷静に評価する謙虚な視点を持つのは、難しい事だと思います。
相沢:私はお客さんの要求に合わせてそれを表現することはできるのですが、逆に自分の発想で「こういうメイクをしよう」っていう創造性がないんです。
できないことを無理してやっているのは私自身すごく辛いし、さっさと辞めようって思いました。
千景:それにしても、潔いです。もしかしたら、そちらの職人の世界よりも営業やマネジメントの方向性がマッチしていたのかもしれないですね。
相沢:それは・・・全く思ったことはなかったですね(笑)。でも、小学校の時の担任に「お前は将来会社の社長になるよ」といわれたことは覚えていますね。その後同窓会で「先生の言うとおり社長になりました」と報告したら先生はすっかり忘れていたんですけどね。
千景:先生も案外いい加減ですね・・・。でも子どものころに言われたそういう一言の影響は大きいですよね。お子さんは、会社設立後に出産されたのですか?
相沢:私の場合、そもそも出産したのは会社を設立したことがきっかけなんです。私にとって会社経営は全然経験のない世界だったし、すごく大変でした。それで実は会社設立から3年目位のころ、「こんなにしんどいのなら、自分でフリーのヘアメイクをやった方がいいや」なんて思ってしまって、会社を売っちゃおうかっていう話が出たこともあるんです。それでもこんな変な会社だし、利益が出てない会社なんてだれも買ってくれなかったんですよ(笑)。一時はあるモデル事務所にお願いしたこともありました。
千景:大変な時期があったのですね。それにしても会社設立とお子さんがどう関係するんですか?
相沢:ここからです。ある占い師のところに相談しにいったら、「子どもを産みなさい!」と言われたんです。
その頃の私はとても不真面目で、午後出社して、夜は「営業だ!」といって飲み歩く、なんていう生活が続いていたのですが、子どもを産んだら見事に私は真面目になり、会社も何となくうまく行くようになったっていうことです。
千景:見事に当たったのですね!その占い師さんすごいですね。
相沢:そうです。だから私の場合は両立がどうこう悩むっていうより仕事をするためにも子どもが必要だったみたいです。
朝は早起きになるし、子どもを迎えに行かなきゃいけないから仕事を早い時間に切り上げて家に帰ってといういい生活のリズムができました。
千景:確かに、強制的に生活が規則正しくなりますね。
相沢:そうですね。子どもには感謝しています。 それで会社は順調に行っていたのですが、私はもともと飽き性なので、今の事業以外にも実は色々なことに手を出したりしたんです。
千景:例えば、どの様な事業ですか?
相沢:美容室もやりましたし、美容室の待ちの時間に流すビューティービーというテレビの企画や、美容師推薦のオーディション企画も実行しました。美容室に来たお客さんの中から魅力的な子に応募してもらうもので、発起人は私ではなかったのですが、私はオーディションの司会を務めたりとお手伝いもしました。
千景:面白そうな企画ばかりですね!
相沢:そうですね。そのときはあまり会社にいなかったですね。美容室は結果的には上手く行かなくなってしまって、実は落着いたのは最近です!
千景:新しいことを始めるのはリスクが付きまといますね。それでも、今の状況に満足せず、色々なことに興味を持つ相沢さんの姿勢は素敵だと思います。
編集後記
フリーのヘアメイクとして大活躍していた相沢さんが、スタイリスト業界の新しい形を求めて会社設立に至った経緯と、その中でご出産という大きな選択をするまでの裏話をお聞きしました。
多くの働く女性にとっての関心事でもある仕事と家庭の両立について、逆に家庭を持つ事で仕事にプラスに働いた、というポジティブなお話をお伺いすることができました。
次回は、会社設立から現在までのお話と、今後の相沢さんの夢についてご紹介します!
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2007年1月27日 bizwoman編集責任者:畑瀬千景
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